医院ブログ
子どものお口の機能どう育つ?
みなさんこんにちは!
こうざき歯科クリニックです!
先日、当院ドクターの栗林による
「口腔機能発達不全症」の勉強会が行われました。
みなさんの身近なお子さんの中に、ふとした時に見るとお口がポカンと開いて口呼吸をしている子はいませんか⁇
もしかしたら口腔機能発達不全症かもしれません…
食べる機能・話す機能・呼吸などの機能が十分に発達しておらず、
健やかな健康を損なう病気です。
ただ本人にも自覚がなくて虫歯みたいな痛みもないんです。
通常舌の位置は上顎にピッタリとくっつき、口はつむって鼻呼吸を行っていて、その舌の周りに歯が並んでいる状態が健全と言えます。
しかし現代の子どもたちはアレルギー、悪習癖、成長に合わない靴の選択や、育児グッズ、最近ではマスク生活、様々な影響でお口の正しい成長を妨げられている子がたくさんいるのです。
口呼吸はその子の歯並びにまで大きく影響を与えて、もっと言えばその子の学力低下にまで影響を及ぼします。
そんな私もこの病気を知るまで自分の子育てが子どもたちのお口の成長を妨げていたなんて、微塵も知りませんでした。
呼吸は生まれながらに鼻でするものだと思っていたから。
舌の位置が常に上にくっついているのが自分は当たり前だから。
でもウチの娘は違っていたのです。
完全なる口腔機能発達不全症です。
でも現代の子は色々な要因が重なって、このような状態のお口の子がほとんどです。
しかもその環境を作ったのが私だったなんて。
赤ちゃんの頃可愛い娘のために、お肉は小さく切って、おにぎりも食べやすい大きさに握っていました。暑がりでお茶をよく飲む子だったので、ご飯中も欲しがるだけお茶をあげていました。
今挙げた事全部が娘のお口の成長を妨げていたのです。
大きくお口を開けて、自分で嚥下できる分を前歯で噛みちぎり、よく咀嚼してゴックンする事、そんな当たり前のことがとっても大事なのです。
可愛い娘がBTSに熱を上げて可愛くなるために赤いリップを塗っても、可愛い娘が頑張って公文をしても、その口呼吸が可愛い笑顔や学力を奪ってしまっていたなんて😣
自信を持ってキラキラに笑う子ども達がみたい❣️
身近にお子さんのいらっしゃる方なら誰しも思われる事ではないですか⁇
だって我が子が可愛くないお父さんお母さんはいないはず!
可愛いから故に食べやすくハサミでせっせと切っていたんです。
知識が無かっただけ…
口腔機能発達不全症の事を世のお父さんお母さんおじいちゃんおばあちゃん、子どもに携わるお仕事をされていらっしゃる方、これからお父さんお母さんになられる方々みーーーーーんなに知って頂きたいなとそう思います。
みなさんもお子さんの姿勢や口臭、歯並びなど気になることがあれば
是非当院にてお話しを聞かせてください。
口腔習癖にアプローチするマウスピースを用いた治療をはじめ、
あいうべ体操、お口のマッサージなどお子さんの為に今からでも
出来ることがありますよ。
虫歯が無いから良いお口の中とは言えません。
将来子ども達がおじいちゃんおばあちゃんになっても虫歯や歯周病で
歯を失わないために一緒に頑張りませんか⁇